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町ねこ通信 29号

2012年最後の「町ねこ通信」をお送りします。

長崎の町ねこ調査隊塾は長崎市内3カ所にて、重点的に町ねこの調査をしています。
ねこの頭数をカウントしながら、合わせてねこへの餌やり(ねこ好きさん)とねこ防御対策(ねこ困りさん)の場所をチェックして、ねこ+ねこ対策マップを作成中です。
ねこ防御対策とは……ペットボトル(ほとんど効果なし)、ネット、トゲトゲ(ねこが歩くと痛そうに見えるけれど?)そして啓発啓蒙のポスターなどです。中には「エサやるな!」とマジックで書かれた紙も貼られていて、ねこ困りさんの怒りを感じます。

調査エリアは、
A. 商店街と主に一戸建ての住宅地が密接している地域、
B. 斜面地に一戸建ての住宅が密集している地域、
C. 飲食店と商店が多く、間に住宅が点在している地域
とそれぞれ特色があります。その地域の事情により、人とねこの関係も少し違っていることもわかってきました。

この調査結果は来年春に発行予定の「ながさき町ねこハンドブック 2」に掲載します。ご期待ください。

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2012年長崎の町ねこ調査隊塾の軌跡

3月20日 長崎伝習所まつり、「ながさき町ねこハンドブック」発行
5月9日 長崎伝習所開所式
7月15日 長崎県美術館アートボランティアの皆さんと一緒に「ワークショップ町ねこ探し隊!」
7月28日 「子どものための町ねこ調査」(長崎大学キャンパス)
8月14日~9月2日 『岩合光昭写真展ねこ』企画「ながさき町ねこ写真展」の開催(長崎県美術館県民ギャラリー)
9月22日 長崎市動物愛護フェスタに参加(NBCビデオホール)
10月15日 長崎伝習所「塾」中間報告会(メルカつきまち)
10月17日~12月2日 「ながさき町ねこの歌写真展」開催(カフェ豆ちゃん)

それぞれのイベントでは、大変お世話になりました。
ご協力に感謝申し上げますとともに、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

お知らせ

「ながさきの地域ねこ 2013」チャリティーカレンダーを販売しています

こちらの協議会ネットショップからご注文できます。
このカレンダーの収益金はすべて長崎の地域ねこ活動推進のために使われます。
ご協力をよろしくお願いいたします。

「岩合光昭世界ネコ歩き」

NHK-BSプレミアムにて2013年1月2日から再放送。
1月2日(水) 07:00~08:00 イスタンブール、08:00~09:00 エーゲ海の島々
1月3日(木) 08:00~09:00 ソレントとカプリ島
1月5日(土) 19:00~20:00 総集編「地中海のネコ」
詳しくはこちらからどうぞ。

 

終わりに

ねこを調査するために撮り始めた写真。とうとう今年はデジタル一眼レフを買ってしまいました。
かなり遠くにいるねこの姿まではっきりくっきり撮ることができて、写真撮影がだんだん面白くなると同時に背景だとか、この方向から撮った方が効果的か、など写真にハマっています。えっ? ねこ調査のためじゃなかった? と思いつつ、もっといい写真を撮りたいと欲が出できました。それにしてもカメラからのぞくねこたちはさまざまな表情を見せてくれます。人が想像する以上にねこの感情は豊かなのかもしれません。
町ねこたちの健やかな暮らしを祈りながら、この年を締めくくりたいと思います。
2013年も町ねこ通信をご愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。

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町ねこ通信 28号

「ながさき町ねこの歌写真展」好評開催中

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会期の折り返し地点を過ぎました。残すところ3週間あまり。
町ねこたちも、お待ちしています。12月2日(日)まで。

会期:2012年10月17日(水)~12月2日(日) 水~日=11:30~20:00/月・火定休
会場:カフェ豆ちゃん ギャルリーコクトー(長崎市東古川町1-5/TEL:095-825-4455)
主催:長崎伝習所「長崎の町ねこ調査隊塾」

 

「ながさきの地域ねこ 2013」チャリティーカレンダー

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このカレンダーを心ちにしているファンも多い、「ながさきの地域ねこ 2013」チャリティーカレンダーを販売しています。こちらの協議会ネットショップからご注文できます。

「ながさき町ねこの歌写真展」開催中の、カフェ豆ちゃんでも販売していただいています。
このカレンダーの収益金はすべて長崎の地域ねこ活動推進のために使われます。
ご協力をよろしくお願いいたします。

 

終わりに

わが家の15歳になる愛犬(♂)は、家の中で暮らしています。

最近の彼のお気に入りは、布団。彼専用の敷物よりも快適と気付いたらしい。寝ようとする私の布団の上で、熟睡しています。せっかく寝ているのに起こすのも悪いしなぁと、そっと布団にもぐりこむのですが、それに気付いた彼はすっと立ち上がり、スタスタとハウスに戻っていきます。そのあとに足をすべりこませると、ホカホカと暖かい。冷え性のわたしには、何よりの贈り物。

あなたのねこも冷え性対策に役立ちますか?

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町ねこ通信 27号

「ながさき町ねこの歌写真展」がオープンしました!

会期:2012年10月17日(水)~12月2日(日) 水~日=11:30~20:00/月・火定休
会場:カフェ豆ちゃん ギャルリーコクトー(長崎市東古川町1-5/TEL:095-825-4455)
主催:長崎伝習所「長崎の町ねこ調査隊塾」

明日、10月18日(木) NBCテレビニュース(11:50~放送)と報道センターNBC(18:15~放送)にて「ながさき町ねこの歌写真展」が紹介される予定です。
10月18日付けの長崎新聞に「ながさき町ねこの歌写真展」の記事が掲載される予定です。
ぜひ、どちらもご覧ください。

 

『猫生活』2012年11月号(vol.30)に「長崎の町ねこ調査隊塾」が紹介されました!

10ページのcolumnにて、カルテや小町ちゃんキャラと一緒に紹介されています。
こちらもどうぞご覧ください。

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町ねこ通信 26号

1)お知らせ

「ながさき町ねこの歌写真展」開催

会期:2012年10月17日(水)~12月2日(日) 水~日=11:30~20:00/月・火定休
会場:カフェ豆ちゃん ギャルリーコクトー(長崎市東古川町1-5/TEL:095-825-4455)
主催:長崎伝習所「長崎の町ねこ調査隊塾」

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長崎の町ねこ調査隊塾の塾生が
長崎の町なかに暮らすねこたちを短歌に詠み、
ねこのいる長崎の風景を写真に撮りました。
33首の短歌と80枚ほどの写真を合わせて展示する予定です。

昨年、たくさんの人に観ていただき、大好評だった「ながさき町ねこ写真展」。
今年もいろんな表情の町ねこたちが登場します。合わせて町ねこを詠った短歌も披露いたします。
秋らしくいい気候になってきました。
カフェ豆ちゃんのおいしいコーヒーとともに
町ねこの写真と短歌を味わってください。

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2)町ねこ調査の報告

長崎の町ねこ調査隊塾は8月から10月にかけて、長崎市内の3カ所で町ねこ調査を行いました。
A地区は、商店とおもに一戸建ての住宅が混在しています。
B地区は、一戸建ての住宅が斜面地に沿って密集して建っています。
C地区は、飲食店や商店が多い町です。一戸建ての住宅に加えてマンションやアパートもあります。
A、B、C、どのエリアも、1時間半~2時間の調査で確認したねこの頭数は30匹~40匹です。
たぶんこの数倍のねこが生息しているだろうと思われます。
ねこ用のエサ入れが置いてある場所の隣りにねこ除けのペットボトルが並んでいたり、ねこの糞尿被害に怒るねこ困りさんからのメッセージが書かれた看板が設置されていたり、どのエリアにも餌やりさんとねこ困りさんの日常的な対立が見えました。

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外ねこかな? と思うほど栄養状態の良さそうなねこもいれば、やせて毛並の悪いねこもたくさんいます。
ノラネコはたとえエサはもらえても、病気の治療をしてもらえるほど恵まれてはいません。子ねこもたくさんみかけましたが、この冬を何匹が乗り越えることができるだろうか、と心配です。ノラネコたちは厳しい環境の中、幸運なねこだけがやっと生きのびていることを実感します。
長崎の町ねこ調査隊塾は、これからも調査エリアを広げながら、ねこの生態とともにねこと人の最適な関係を探って行きたいと考えています。

 

3)終わりに

10月7日から9日は長崎の秋の大祭「ながさきくんち」でした。今年は好天気に恵まれ、にぎやかな祭りだったようです。「だった」と書いたのは、おくんちに出かけなかったからです。たくさんの人が集まる所は苦手で、つい避けてしまうのです。おくんちの間は、祭りの喧騒を避けて、路地裏でねこ調査をやっていました。当然のことですが、ねこたちは祭りなどどこ吹く風、いつものように、いつもの場所で、お昼寝していました。
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町ねこ通信 25号

1)お知らせ

KTNで紹介されます

KTNテレビ長崎の生活てれびスーパーGopan(月-金 16:50~17:54)にて「長崎の町ねこ調査隊塾」の活動が紹介されます。 9月13日(木) 16:50~17:54に放送予定。ぜひ、ご覧ください。

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長崎市動物愛護フェスタが開催されます

日時:2012年9月22日(土・祝) 11:00~15:00

場所:NBCビデオホール/メディア・スリー(長崎市上町1-35/桜町電停前)

  • 杉本彩氏講演会「動物愛護の発展を願って ~今、私たちにできること~」
    時間:14:00~15:00(13:00開場)
    場所:NBCビデオホール
    入場無料(事前申し込みは締め切りました。当日22日12:30より会場受付にて若干数の当日整理券を配布します。)
  • 短編ドキュメンタリー映画上映「いぬとねことにんげんと」飯田基晴監督作品(2011年)
    11:00~12:50まで、繰り返し上映します。
    入場無料
  • 動物ボランティアによるチャリティーフリマ、子ども向け動物折り紙や町ねこクイズなどのイベント
    場所:メディア・スリー(11:00~15:00)

お問い合わせ:長崎市動物管理センター ℡095-844-2961 fax095-846-1197

 

2)報告

岩合光昭写真展ねこの入場者数、25,000人を突破!

2012年8月14日(火) から9月2日(日) まで長崎県美術館にて開催されました「岩合光昭写真展ねこ」は、たくさんの人が足を運んでいただき、大盛況の中、幕を閉じました。

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最終入場者数は25,089人、1日の平均は1,320人、期間中の最多入場者は2,819人(最終日)でした。岩合さん撮影の「ねこの世界」は、訪れた人々をすっかり魅了していました。

会場の県民ギャラリー入り口では『長崎の「町ねこ」写真展』の企画展示があり、長崎の町ねこ調査隊塾の塾生が撮影した50点の写真を7枚のパネルに展示しました。多くの人が足をとめてくださって、長崎の「町ねこ」のさまざまな表情を楽しんでくださいました。ご来場のみなさま、ありがとうございました。

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ながさき町ねこの歌写真展

長崎の町ねこ調査隊塾では、「ながさき町ねこの歌写真展」を10月17日(水) からカフェ豆ちゃん(長崎市東古川町1-5)にて開催する予定です。ご期待ください。

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3)終わりに

岩合さんの写真からは、ねこの魅力はもちろんですが、ねこのいる風景、ねこと人のつながりのすばらしさを感じました。海辺を歩くねこの写真からは潮の香りがしてきます。田畑にたたずむねこの写真からは吹き抜けていく風を感じます。ねこに語りかける人の声が聞こえてきます。街角の喧騒の中、たくましく生き抜くねこもいました。ねこの存在が人の社会にどれほどの潤いを与えてくれているか、あらためて思う、「岩合光昭写真展ねこ」でした。

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14日から岩合光昭写真展「ねこ」が始まります

併設の企画展示「長崎の『町ねこ』写真展」の準備かたがた、長崎県美術館へ行ってきました。

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エントランスロビーでは、明日のオープニング・セレモニーの準備中

 

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KTNさんに送られてきた「自慢のねこ写真」パネル。7月15日に県美術館ボランティアさんと長崎の町ねこ調査隊塾が共同で行った「町ねこ探し隊!」のねこ写真と、日本「長崎ねこ」学会さんのねこ写真コーナーも設けられています。一般の方からの応募写真は、会期中31日まで受け付けですが、もう既にパネルはいっぱいでした。どうすんだろ……?

 

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岩合展に合わせたミュージアムグッズも並んでいました。「端から端まで、全部下さい」と言ってみたい。

 

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こちらはちょっとお高いオリジナルプリントの販売コーナー

 

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県民ギャラリー入口の大パネルでは奈良県明日香村のねこさんが迎えてくれます。


で、「長崎の『町ねこ』写真展」は、この大パネルとチケットのもぎりコーナーの間のスペースに設営です。

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レーザーレベルという機械を設置するbangさん

 

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レーザーレベルから照射される赤色レーザーで、下から2段目の写真の下辺を揃えています。写真をクリックすると、レーザー光がうっすらわかります。

 

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こんな感じで設営が終わりました。

 

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手前から、入口大パネル、町ねこ写真展のポスター、町ねこ写真展コーナー、チケットもぎりと岩合光昭写真展スペース、になります。ポスターやちらしに写っているキジねことブルドッグが見えてますね。

 

岩合さんの写真展の方の設営のお手伝いをしながら、ちらっと横目で見ることができましたが、作品数も、また作品のバラエティの面でも、かなりボリュームがある展覧会です。普通の方でも30分は十分楽しめると思いますし、ねこ好きさんなら、全部じっくり見ようとすると、1時間半~2時間くらいはかかってしまうのではないかな。土日などは混雑が予想されます。美術館は毎日10時から20時まで開館(入場は19時半まで)ですので、平日にささっと仕事を切り上げて、閉館ぎりぎりまで粘る、というのもよいかもしれません。会期は9月2日日曜日まで、途中8月27日月曜日だけは休館日です。

なお、ちらしでは、岩

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町ねこ通信 24号

image002 町ねこクラブの小町です

  1. お知らせ
    • 岩合光昭写真展「ねこ」
    • 長崎の「町ねこ」写真展
  2. 報告「子どものための町ねこ調査」
  3. 終わりに

1. お知らせ

岩合光昭写真展「ねこ」

会期:2012年8月14日(火)~9月2日(日) / 休館日:8月27日(月)

時間:10:00~20:00(入場は19:30まで)

場所:長崎県美術館 県民ギャラリー

料金
一般・大学生800円(前売700円)
中学・高校生500円(前売400円)
小学生以下無料

主催:KTNテレビ長崎、長崎県美術館、西日本新聞社

岩合光昭ギャラリートーク&サイン会

8月25日(土)・26日(日) 両日11:00~/14:30~の2回 会場内にて

主催:KTNテレビ長崎、長崎県美術館、西日本新聞社

 

長崎伝習所「長崎の町ねこ調査隊塾」企画展示 長崎の「町ねこ」写真展

場所:県民ギャラリー入口

観覧料:無料

長崎の町ねこ調査隊塾の塾生が町ねこ調査のために撮影した写真から、

「町ねこ」の風情豊かな写真を選び、展示します。

岩合光昭写真展と合わせて、こちらもぜひお立ち寄りください。

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2. 報告「子どものための町ねこ調査」

日時:2012年7月28日(土) 15時~17時

場所:長崎大学文教キャンパス(長崎市文教町1-14)

主催:長崎の町ねこ調査隊塾

 

梅雨が明け、猛暑が続く夏の午後、ねこが大好きな子どもと大人が集まり、

長崎大学キャンパス内で「町ねこ調査」をしました。

参加者は一般から21名、塾生10名、オブザーバー1名の合計32名です。

まずは教室内にて、長崎の町ねこ調査隊塾の中村副塾長による

「ねこについて」のレクチャーがありました。

スライドを使って、大学キャンパスに暮らすねこたちの紹介の後、

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ねこはどこにいるか――風通しのよいところ、日陰の涼しいところ、

建物のかげ、茂みの中、車の下など――を教えてもらいました。

似ているようで違うねこ1匹ずつの特徴について写真を見ながら説明されると、

大人からも子どもからも「な・る・ほ・ど!」的な反応あり。

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カルテやぬり絵に写真のねこを描きいれる真剣なまなざし。

「ねこの気持ちになって、怖がらせないように、そっと近づきましょう」を合言葉に、

帽子をかぶり、水筒を持って、さあ、キャンパスに出発です。

はたしてねこは見つかるのか?

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涼しげな木陰の茂みをめざしてみました。

蝉がうるさいほど鳴いています。

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車の下ではなく、自転車の下にいたよ。

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下ばかり見て歩いていたら、こんな高いところにも隠れていました。

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あっ、子どもが来た!子どもってうるさいし、何するかわからないから苦手だ。

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ここはひとまず逃げようっと。

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頭を撫でさせてくれる、やさしい、やさしい、ねこさんもいました。

5グループに分かれて約50分ほどのねこ調査でしたが、

どのグループも15匹~20匹ほどのねこに出会い、大満足。

教室に戻って見つけたねこたちをカルテに描きこむ子どもたちの中に、

これまで抱いていたねこのイメージとは

ちょっとだけ違った「ねこ」が芽生えていたかもしれません。

終了後に参加者のお一人から、以下のようなうれしいメールをいただきました。

「子ども及び私もたいへん楽しませていただきました。

調査から帰ってきて、さっそく子どもは夏休みの自由研究は

「ねこ」にしようかなと言っておりました」

長崎の町ねこ調査隊塾として初めて取り組んだ「子どものための町ねこ調査」でしたが、

予想以上の成果がありました。この試みをさらにつなげて行きたいと思います。

 

3. おわりに

子どもの頃から夏に弱い私は、お日様が顔を出している時間は

できるかぎり家の中に引きこもっていたいタイプ。

が、しかし、この夏は直射日光にも、照り返しにも負けず、

カメラ片手にねこを探して町歩きを続けています。

そして思うことは、ねこは涼しい場所を見つける天才。

毛皮をまといながらもエアコンに頼らず、

ねこよ、あなたはえらい!

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「子どものための町ねこ調査」を開催しました

全部で32名(塾生10名+参加申込者21名+オブザーバ1名)が長崎大学・文教キャンパスに集まり、「子どものための町ねこ調査」を開催しました。

わたしたちの身近で暮らすまちねこの生態は、実は意外と知られていません。どれくらいの数のまちねこが、どんなふうにひとと関わりながら、生まれ、育ち、子を育み、やがて死んでいくのか。まちねこの営みを知ることは、そうした〈命〉の営みを知ることでもありますし、社会における人間と動物との関係性について知ることでもあります。

そしてこのたび「長崎の町ねこ調査隊塾」では「子どものための町ねこ調査」と題して、長崎大学文教キャンパス内をフィールドとして、そこで暮らすねこを探して観察する企画を行なうこととなりました。教室でねこの探し方やスケッチのしかたについてのレクチャーのあと、お子さまと保護者の方のグループに塾生がアドバイザーとして加わって、実際にキャンパス内のねこを探してスケッチするようなプログラムを組んでいます。

およそ2時間のプログラムを通して、ねこたちとのふれ合いを楽しみながら、その生態についての理解を深め、人間と動物の関係について、また〈命〉の大切さについて、親子で考えるきっかけとなることを願っています。

15時から1時間のレクチャーのあと、16時から1時間弱のねこ探し&観察となりましたが、真夏の夕方でねこが出てくるにはまだ早い時間帯ながら、トータル20匹弱のねこたちを見つけてスケッチすることができました。小学校低学年にもなると、おとなも顔負けの観察力を発揮していましたし、思った以上に実りのある観察会になりました。


事前準備のために前日撮影したまちねこたちの写真です(当日の写真は、後日改めて掲載の予定です)。

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チャトラ爪先靴下 

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ぶーすけ 

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真ん中分けブチ

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ぴょんぴょん丸

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タンゴ

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くまお(タンゴ5)

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ビ長しっぽ

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ふわふわしっぽのクロ

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シロクロ


またできればもう一度、もっとよい気候の時期に、開催できるといいかなあ、などと考えているところです。

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7/15長崎県美術館ボランティア事業 ワークショップ「町ねこ探し隊!」

長崎県美術館では毎年「長崎県民アートボランティア事業」というのを行なっています。美術館活動を県民に近いものにするための活動ということになりますが、この事業のプログラムメニューとして、登録ボランティアさん向けに「ワークショップ『町ねこ探し隊!』」が開かれました。8月14日~9月2日に県民ギャラリーで開催される「岩合光昭写真展 ねこ」関連企画として、登録ボランティアさんが長崎のまちのねこを撮影し、それらが写真展の一角に設けられた展示コーナーで展示される予定になっています。

で、長崎の町ねこ調査隊塾として、このワークショップに参加してきました。県美術館スタッフと登録ボランティアさん、それに町ねこ調査隊塾の塾生を合わせて33名が出席し、まちねこの写真の撮り方についてざっと確認したあと、出島町の県美術館を出発して約1時間半、6グループに分かれてまちねこ写真を撮影して回りました。

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出発前の確認に使った資料を紹介しておきます。

 

  1. ねこの居場所をみつける
    • 今の季節であれば、ねこの居場所のキーワードは次のような感じ。「風通しがよい」「地面がひんやりしている」「日射しがあたらない」
    • そして季節を問わず選ばれるキーワードは次のような感じ。「安全ですぐ逃げられる」「人目につかない」「地面が濡れていない」
    • どちらかといえば好まれるのはこんな感じ。「低いところよりは高いところ(ねこにとって見通しがよい)」「だだっぴろいところよりは適当に入り組んでこぢんまりしているところ」
    • 全体としては「塀やひさしの上」「家と家のすき間」「藪の中・箱の中」「人家の前庭」「駐車場の車の下」など。
  2. ねことの間合いを詰める
    • ねこの警戒心をあおるのは、次のような行動・しぐさである。これらをできるだけ「しない」。「いきなりどんどん近づく」「あわててカメラを構える・手を伸ばして撮ろうとする」「かばんやポケットから何かを取り出そうとする」「ねこと正面から視線を合わせようとする」「大人数で近寄る」「大きな音を立てる」
    • ねこを遠くに見つけたら、いつでもシャッターが押せるように電源をONにして、少しズームをかけてから、ゆっくりと「斜めに」近づいていく。カメラを構えるときはゆっくりと、また、自分の目を完全にカメラで覆ってしまわないこと(=ねこが逃げるタイミングになる)。気分としては「太極拳をしているつもり」で。
    • あまりじっと目は見つめないように少し視線をそらしながら、おだやかな声でねこに語りかけつつ(かわいいね、とか誉めつつ)、ある程度は勘でシャッターを押す。同じ間合いで、少しずつフレーミングを変えながら、5~6枚かそれ以上撮る
    • ねこがこちらに気を許すようなら、少しずつ近寄っては、上の撮影方法を繰り返す。そのときに「ねこは、こっちを見ながら、どんなことを考えているだろう?」とか「今、ねこは落ち着いているだろうか、逃げだそうとしているだろうか?」とか、ねこに気を配ってみる。近づいて撮影したいのは山々だけれども、ねこがそれを許してくれるだろうか? と考えてみてほしい。
  3. フレーミングに気を配る
    • とりあえず試みた方がよいのは次のようなこと。「鉄則」ではなく、「バリエーション」として試してみてほしい。「ねこの目の高さよりカメラを下にする」「ねこが寝そべっている=横位置、ねこが座っている=縦位置」「ねこの位置を画面の中心からやや外す(ただし、カメラのピントは自動設定では中心に合いやすいので、ピンぼけには注意」「ねこの毛色と、写真の背景との間に、コントラストが出るように工夫する」
  4. 出かける前のチェック
    • バッテリと撮影可能枚数は十分あるか
    • 撮影画像サイズは適切か……L判=89×127mmであれば200~300万画素(1600×1200~2000×1500程度)あれば十分だが、設定できるならそれ以上にしておくと、あとでトリミングや引き伸ばしがしやすい
    • 撮影モードは適切か……明るい戸外のねこを撮る場合は、あまり深く考えずP(プログラムモード=ほとんどカメラにお任せ)とか、AUTOあるいはiA(全部カメラにお任せ)でかまわない。自分で使いこなせているカメラなら、適宜設定を工夫する。
    • ホワイトバランス(WB)は適切か……オートホワイトバランス(AWB)がとりあえずは無難。下手にいじると、極端に青かぶり・赤かぶりした写真になるので注意。
    • 感度設定(ISO)は適切か……カメラの限界ぎりぎりまで上げると画質は落ちるが暗いところでもブレは減る。ただし、戸外であれば暗くてブレることは少ない。上限よ
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町ねこ通信 23号

image002 町ねこクラブの小町です

  1. お知らせ
    • 「子どものための町ねこ調査」
    • 岩合光昭写真展「ねこ」&「ながさき町ねこ写真展」

1. お知らせ

「子どものための町ねこ調査」

「子どものための町ねこ調査」を開催します。

日時:2012年7月28日(土) 15時~17時

場所:長崎大学文教キャンパス 環境科学部講義棟2階242号教室

対象:子どもとその保護者(必ず保護者同伴で)

参加費:無料

定員:20名(要事前申込、先着順、定員になり次第締切)

主催:長崎伝習所「長崎の町ねこ調査隊塾」

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参加申込の際は、参加者全員の氏名・年齢・住所および

保護者の方の連絡先(電話またはメール)をお知らせ下さい。

 

長崎大学キャンパス内には、たくさんのねこが暮らしています。

「子どものための町ねこ調査」は、子どもたちと共に、

そのねこたちを探して、観察します。

ねこを見つけるコツを教えます。

見つけたねこをスケッチする方法も伝授します。

それから大学内のねこスポットを、回りましょう。

長崎の町ねこ調査隊塾の塾生が、アドバイザ―として一緒に回ります。

さあ、どんなねこたちと、どこで出会えるか、お楽しみに。

事前の参加申し込みが必要です。定員20名です。早めにお申し込みください!

お待ちしています。

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岩合光昭写真展「ねこ」

会期:2012年8月14日(火)~9月2日(日) / 休館日:8月27日(月)

時間:10:00~20:00(入場は19:30まで)

場所:長崎県美術館 県民ギャラリー

料金
一般・大学生800円(前売700円)
中学・高校生500円(前売400円)
小学生以下無料

主催:KTNテレビ長崎、長崎県美術館、西日本新聞社

写真展に合わせて「ながさき町ねこ写真展」を開催します。

展示場所:県民ギャラリー入口

観覧料:無料

長崎の町ねこ調査隊塾の塾生が撮影した“長崎の町ねこ”たちの写真を展示します。

塾生はアマチュアばかり。

プロの岩合さんとは比べることもできない腕前の写真ですが、

ねこへの愛情だけはたっぷり。

長崎の町のどこにでもいるフツーの”町ねこ“たちも

ファインダーを通すと意外な表情を見せてくれます。

ありふれた町の風景も、そこにねこがいるだけで、違う町に見えるから不思議です。

ぜひ、見に来てください。お待ちしています。

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