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人とねこのよりよい関係をめざして

 長崎の町ねこ調査隊塾は、2011年(平成23年)5月に長崎のねこと町に興味のある人たちが集まり、活動をスタートしました。

 私たちは、まちなかで見かけるねこを「町ねこ」と呼んでいます。飼い主のいないノラネコのほか、家の内と外を自由に行き来する飼いねこも含みます。私たちの調査では、長崎の市街地におけるねこ密度はかなり高く8.8~13.5匹(1haあたりのねこの数)でした。長崎で見かけるたくさんの町ねこたちは、温暖な気候に恵まれ、車の侵入しない路地や階段などの安全な居場所を持ち、ねこを大切にする人たちからエサをもらい生きています。

 1,935匹、この数字は長崎市のねこの致死処分数(平成24年度)です。飼いねこ、ノラネコを問わず、望まれない子ねこたちが動物管理センターに持ち込まれています。その他にも病気や事故、栄養失調、鳥などによる捕獲などのため、生後半年を生きのびる子ねこは全体の20%以下に過ぎないのです。

 また、ねこの糞尿や鳴き声、侵入などの被害に困っている「ねこ困りさん」も少なくありません。清潔で快適な住環境を望む人とねこを大切に思う人の間に深刻なトラブルもおきています。

 長崎の町ねこ調査隊塾は、町ねこの実態を観察・記録し、データとして蓄積してきました。また町ねこのありのままの姿を知ってもらうために写真展や講座を開催しています。私たちは人とねこのよりよい関係をめざして、これからも活動をつづけていきます。

長崎の町ねこ調査隊塾のブログ

URL: http://www.machineko.org/

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