第1回~第3回定例会報告に続いて、第4回・第5回定例会報告です。
第4回定例会(2011/6/19)
日時:2011年6月19日(日) 14:00~16:00
場所:中央公民館第3研修室
出席者:10名
前週6/12に開催された山根さんの講演会に関する意見交換、「町ねこカルテ」の使い方に関する説明、9月に予定される「町ねこ写真展」企画の承認ののち、第3回に引き続いて寺町周辺の町ねこ調査を行ないました。
第3回定例会のとき、最初の町ねこ調査で最初に塾生が出会ったK食堂さんのねこさんは、ほど近いA市場まで出張中。この界隈をねこに注意しながら歩く方なら、一度は見かけたことがあるはずです。ねこの多いながさきでは、街で見かけるねこを紹介するブログがいくつかありますが(もちろん町ねこ調査隊塾とは関係なく)、こちらのブログ記事(長崎まちんなか猫 Los gatos de Nagasaki)やこちらのブログ記事(のらマニア ~長崎ぶらぶら猫~)にも、このねこさんは登場しています。
そうしたブログでもときどき紹介されたりする町ねこスポット、寺町通りの延命寺にこの日は上がってみました。
伸びをし終わった直後のこちらの黒サビくんは、左の上下の噛み合わせがずれています。以前、事故にあったのかな?
写真は事務所を通しなさいよ! ──なんて言うわけないですね。
さっき黒サビくんがいた手水舎の梁の上に別のキジさんが。しっぽは短めのカギしっぽ。
このベランダの写真には5匹のねこ(キジもしくはキジしろばかり)が写ってます。クリックして拡大すると見つけられるかな?
カルテ記入用の色鉛筆を手にした塾生のOさんにすりすりしにいく黒サビくんとカギしっぽキジさん。
このあと、たまたま外から戻られた住職さんからお話をうかがうことができました。境内の入口に捨てられたりして集まったねこは30~40匹に上るということです。近所の檀家さん(ねこ好きさん)の協力も得て、その大勢のねこさんたちを養っていらっしゃるそうです……こういうのも、地域ねこというかたちに持っていったりもできるのかもしれませんね。
第5回定例会(2011/7/2)
日
時:2011年7月2日(土) 18:00~20:30
場所:アマランス(長崎市男女共同参画推進センター)会議室1
出席者:15名(オブザーバ1名=安西所長を含む)
9月の町ねこ写真展についての告知、および、9/18の北九州町ねこ調査見学ツアー、伝習所塾運営に関する諸連絡のあと、町ねこ写真の撮影のしかたについて簡単に副塾長から説明がありました。
- 姿勢を落とす……ねこの背景を路面にしないように、腰を低くします。周囲の車やひとの通行には気をつけて下さい。
- あらかじめカメラをやや望遠寄りにズームしておく……35mmフィルム換算で50~80mmの画角設定ぐらいでないと、ねこが小さくしか写りません。普通のデジカメは、電源を入れると一番広角(広い範囲が写る)で撮影するようになっています(最近だと28~32mmぐらいの画角設定)。腰を下ろしてカメラをかまえてからズーム操作をしていると、逃げられてしまいます。
- たくさんシャッターを切る……10枚、20枚と同じねこを撮るうちには、1枚か2枚の当たりがでます。「数打ちゃ当たる」で臨みましょう。
- ピント合わせは眉間が基本……ねこは、いぬに比べて顔が平べったいため、眉間を狙えばだいたい両目・鼻先にピントが合います(ノーズの長いいぬだと、鼻先に合わせると目はピンぼけになります)。
- 無理に近づこうとしない……カメラをかまえた人間は、ねこにとってはMaxで警戒対象です。無理に近づくのはやめましょう。
- ねこの動きを予想する……撮影されているのに気づいたねこは、すぐに一目散に逃げることはあまりありません。逃げる間合いを計っています。その間は高い確率で「目線はカメラに」来ています。逃げ出すギリギリは姿勢が向こうを向いてしまいますので、ねこが間合いを計りだしてから逃げる構えに入る直前までが、シャッターチャンスになります。もちろん、こちらに気づいていない無防備なねこも、おもしろい被写体です。
- 安全確保に気を配る……撮影についついのめり込むと、小さな子どもと同じで、周りの車やひとの通行に気づかなくなります。安全確保には気を配りましょう。(なお、逃げ出そうとするねこもとっさの判断を誤る場合があるので、あまりねこを追い詰めないように気をつけて下さい。)
定例会ではこのうち、1~3について頭に入れてもらいました。この日から、町ねこ調査を「カルテ担当」と「撮影担当」のペアにしてみることになりましたので、「撮影担当」の塾生はカメラの設定に追われていました。
A市場のパレットに集まる3匹。左のチャトラと右のキジ三毛は、どうも兄弟っぽい。
真ん中のねこさんは、シロかと思ったら左肩にうっすらクリーム色のブチが入っていました。
このシロクロと三毛は、別の機会(地域ねこがらみ)でまた出くわすことになりました。
日本で一番西に位置する長崎の、一年で一番日が長いこの時期でも、町ねこ写真を撮るには19時半が限度ですね。
コメントを残す