ねこを見かけやすい場所
街を歩いていて、「あ、あそこにねこがいる!」とすぐにねこを見つけるひと、逆になかなか見つけられないひと、いますよね。まちねこ調査をするとなると、やはり「ねこを見つける目」が必要になってきます。キーワードは「昼寝」と「ごはん」です。
まちねこたちの昼寝は、冬の寒い時期なら、南に向かって開けたよく陽のあたる場所。風があたらないような少し奥まった場所ならなおけっこう。逆に夏の暑い時期なら、直射日光を避けることができる、風通しの良い場所。そして何より、人間や車にあまり邪魔されない、少し高いところ(例えば軒先や塀の上)か、逃げ道を確保しやすいところ(例えば路地裏)。視線をいつもより少し上に向けてやると、「ねこを探しているあなた」をじーっと観察しているねこが見つかるかもしれませんよ。
まちねこたちのごはんは、人間との関わりが必要です。飲食店街や市場の周りには、やはり多くのまちねこを見つけることができます。しかし何よりも大きいのは、餌やりさんの存在です。ちょっと広い公園(あるいはお寺や神社の境内)ならたいてい、夕方から夜にかけて人目を避けるように餌やりさんがやってきて、それに合わせてどこからともなくねこたちが集まってきます。そのことの善し悪しは別に考えなければいけませんが、その地域のねこに詳しい餌やりさんたちは、まちねこ調査にあたっては貴重な情報源です。仲よくなって、いろいろお話をしてみましょう。
車の通らない坂の街、そして気前のよいねこ好きさんの多い街「長崎」は、まちねこ調査にはうってつけです。
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