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子どものための町ねこ調査

「長崎の町ねこ調査隊塾」は、昨年度より長崎市内のまちねこの生態調査を行なっています。わたしたちの身近で暮らすまちねこの生態は、実は意外と知られていません。どれくらいの数のまちねこが、どんなふうにひとと関わりながら、生まれ、育ち、子を育み、やがて死んでいくのか。まちねこの営みを知ることは、そうした〈命〉の営みを知ることでもありますし、社会における人間と動物との関係性について知ることでもあります。

このたび「長崎の町ねこ調査隊塾」では「子どものための町ねこ調査」と題して、長崎大学文教キャンパス内をフィールドとして、そこで暮らすねこを探して観察する企画を行なうこととなりました。教室でねこの探し方やスケッチのしかたについてのレクチャーのあと、お子さまと保護者の方のグループに塾生がアドバイザーとして加わって、実際にキャンパス内のねこを探してスケッチするようなプログラムを組んでいます。

およそ2時間のプログラムを通して、ねこたちとのふれ合いを楽しみながら、その生態についての理解を深め、人間と動物の関係について、また〈命〉の大切さについて、親子で考えるきっかけとなることを願っています。

子どものための町ねこ調査

日 時:2012年7月28日(土) 15:00~17:00
場 所:長崎大学文教キャンパス(長崎市文教町1-14)
環境科学部講義棟2階242号教室
対 象:子どもとその保護者(必ず保護者同伴で)
参加費:無料
定 員:20名(事前申込・先着順・定員次第締切)

 

参加申込の際は、下記のフォーム「メッセージ」欄に「参加者全員の氏名・年齢・住所」および「保護者の方の連絡先(電話またはメール)」をご記入の上、ご送信下さい。

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町ねこ通信 22号

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  1. お知らせ
    • 「子どものための町ねこ調査」
    • 岩合光昭写真展「ねこ」 &「ながさき町ねこ写真展」
    • 2012年6月19日(火) 讀賣新聞で紹介されました
  2. ねこ、あれこれ No.8 顔を見ればわかる? ねこの♂と♀
  3. おわりに

1. お知らせ

「子どものための町ねこ調査」

「子どものための町ねこ調査」

日時: 2012年7月28日(土) 15:00~17:00

場所: 長崎大学文教キャンパス内

対象: 子どもとその保護者

参加費: 無料

【内容】
(1)ねこについてのおはなし
(2)ねこを描いてみる
(3)ねこを探してみよう

「ニャン、ニャン」は子どもが最初に発する言葉のひとつ。

ねこは子どものころから身近な動物です。

まちなかで見かけるねこたちを、子どもといっしょに観察してみませんか?

まずは、ねこについてわかりやすい解説とねこを描くワークショップで準備体操。

その後、長崎大学文教キャンパス内にて、町ねこ調査をやってみます。

ねこを見つけるコツは?

どこで寝ているの?

何を食べているんだろう?

水はどこで飲むの?

いっしょにいるのは親子? 兄弟? 友だち?

などなど、身近なはずのねこたちですが、意外に知らないことも多く、

何よりも、ねこを見つけるのはスリリングで楽しいです。

夏休みの自由研究にいいかも。

ぜひ、ご参加ください。

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「わたしたちがみなさまをお待ちしています」

 

岩合光昭写真展「ねこ」 &「ながさき町ねこ写真展」

岩合光昭写真展「ねこ」

会期:2012年8月14日(火)~9月2日(日) / 休館日:8月27日(月)

時間:10:00~20:00(入場は19:30まで)

場所:長崎県美術館 県民ギャラリー

料金
一般・大学生800円(前売700円)
中学・高校生500円(前売400円)
小学生以下無料

主催:KTNテレビ長崎、長崎県美術館、西日本新聞社

写真展に合わせて「ながさき町ねこ写真展」を開催します。

「ながさき町ねこ写真展」

展示場所:県民ギャラリー入口

観覧料:無料

長崎の町ねこ調査隊塾の塾生が撮影した“長崎の町ねこ”たちの写真をお楽しみください。

 

2012年6月19日(火) 讀賣新聞で紹介されました

2012年6月19日(火)付けの讀賣新聞に、

長崎の町ねこ調査隊塾、「町ねこ」調査、の紹介が掲載されました。

 

2. ねこ、あれこれ No.8 顔を見ればわかる? ねこの♂と♀

長崎の町ねこ調査隊塾の塾生Sさんは、ねこのことなら何でも知っている、

ねこの達人です。ねこの生まれ変わりではないかと疑いたくなるほど、詳しい。

生態からえさ、病気まで、何を聞いても即座に答えが返ってきます。

 

そのSさんがふと漏らした言葉、「顔を見ればねこのオスとメスはわかりますよね」

「えっ、えー、そんな、うそでしょう?」

町ねこを調査していて、雌雄がわからず苦労している私は、

さっそくその秘伝をSさんに聞いてみました。

Sさんいわく、「メスは小顔で顔のパーツが中心に集まっている」

フム、フム、なるほどね、言われてみればそうかも。

メスは体もオスに比べて小柄の傾向あります。

「それに比べてオスは顔がデカい。そのぶん、パーツが広がっている。

とくに目のあたりの幅が広い」

そうか、メスは小顔でオスはデカ顔、ってことかぁ。

「でも、もちろん例外はありますよ」

町ねこ調査を始めて1年以上になりますが、顔から雌雄を区別するなんて視点、

まったくなかったなぁ。

みなさんも、町ねこに出会ったら、顔をじっとみてください。♂か♀か、わかるかも?

まぁ、わかってどうするって話ですけど……。

でも、見つめ過ぎて、ねこさんに逃げられないようにご注意ください。

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おれ、♂のねこだけど、何か?

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わたし、♀なんですけど、それで?

 

3. おわりに

今年の梅雨はよく雨が降る、長崎です。

町ねこたちはどこで風雨を避けているのでしょう。

雨が上がると

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町ねこ通信 21号

image002 町ねこクラブの小町です

  1. お知らせ
    • 長崎の町ねこ調査隊塾 町ねこ調査
    • ながさき町ねこハンドブック、好評です!
    • 岩合光昭写真展「ねこ」が開催されます。
  2. ねこ、あれこれ No.7
  3. おわりに

1. お知らせ

長崎の町ねこ調査隊塾 町ねこ調査

2012年5月26日(土)と6月10日(日)、

長崎の町ねこ調査隊塾は長崎市寺町周辺の町ねこを調査しました。

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暑い午後、心地よい日陰を見つけた町ねこさん。

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灯籠の下でぐっすりお昼寝中。

かわいい子ねこさんもいました。

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上れるかなぁ?

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上ってみるぞ!

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立ち上がってはみたものの……。

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やっぱり…、だめでしたね。

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車の陰に隠れるグレーサビのねこさん。

2日とも好天気に恵まれて、たくさんの町ねこたちに出会いました。

家と家の隙間や塀の上など、普段の散歩では絶対見ないだろうというところばかり見て

ねこを探す塾生たち。

カメラのレンズは観光名所でもなく、人物でもなく、

ただひたすら路上や草むらの毛皮をまとった小さな生き物(ねこ)ばかりを追いかける。

これって、周りの人が見たら、かなり変?かも。

それでも長崎の町ねこ調査隊は、ねこを探して、進みます。

 

ながさき町ねこハンドブック、好評です!

ハンドブック表紙

くわしくはこちらの記事を。

長崎市市民活動センター(ランタナ)(長崎市馬町21-1 / 095-829-1125)、カフェ豆ちゃん(長崎市東古川町1-5 / 095-825-4455)にも置かせていただいています。

 

岩合光昭写真展「ねこ」が開催されます。

期間:2012年8月14日(火)~9月2日(日)
会場:長崎県美術館(長崎市出島町2-1 / 095-833-2110)
岩合光昭ホームページ「DIGITAL IWAGO」

 

2. ねこ、あれこれ No.7

『せかいいち ゆうめいな ねこ フレッド』

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ポージー・シモンズ 作/かけがわやすこ 訳/あすなろ書房

ソフィーとニックの姉弟は、可愛がっていたねこのフレッドが死に

しょんぼりしていました。

その夜、二人は庭で不思議な光景を見ます。

そこには花を手にたくさんのねこたちがフレッドの死を悼み、集まっていました。

ソフィーとニックの知っているフレッドはいつでも寝ている、ぐーたらなねこでしたが、

じつは「せかいいちゆうめいな大歌手」だったのです。

夜になると裏口から出してもらうフレッドを、ねこたちは今か今かと待ち構え、

そのすばらしい歌声に聞きほれていたのでした。

フレッドをしのび、ねこたちは食べて飲んで踊って歌います。

しかし、「ネコのやつらめ!」「なんてうるさいんだ!」と

人間たちからバケツで水をかけられたねこたちは

ソフィーとニックにサヨナラを言って、一目散に逃げて行きます。

翌朝、二人が庭に出てみると、不思議なことに……。

 

ねこの行動を見ていると、じっと考えた(ように見えます)後に、

いかにも「わたし用事があるの」と言わんばかりに

歩いていく姿を見ることがよくあります。

人間のさまざまな思惑とは別に、ねこにはねこの世界があるのだろう、

と思うようになりました。

一度、ねこの目からヒト社会を眺めてみたいものです。

 

3. おわりに

NHK放送のワイルドライフ「大都会ロンドン キツネ1万匹 大繁栄の謎に迫る」を

見ました。

本来は草原や森林、田園地帯に生息する野生のアカギツネが、

人口800万の大都会、ロンドンの繁華街や公園、住宅地で繁殖している、

その理由や生態、人間との関わりをカメラは追っていました。

キツネだって、ねこだって、町に住んでいいはずです。

人の近くに違う生き物が生きている、それを楽しめる余裕のある暮らしは

いいなぁと思います。

子育て期に1万匹いたはずのロンドンのキツネたちは、

冬になると半分の5,000匹に減ってしまうそうです。

町ねこの子ねこたちも大人になる前にその多くが小さな命を落としています。

同様にきつねたちも厳しい環境の中を生き抜いているのです。

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長崎の町ねこ調査隊塾 5~7月の定例会日程

5月9日(水)にメルカつきまちで開催された平成24年度長崎伝習所開所式&第1回定例会に引き続き、次のように塾定例会を開催いたします。

第2回定例会:2012年5月26日(土) 18:00~20:00
会場:アマランス(長崎市魚の町5-1=市民会館1F)会議室3
内容:(1)寺町周辺の町ねこ調査
(2)カルテを使ったねこ調査のレクチャー
第3回定例会:2012年6月10日(日) 14:00~16:00
会場:アマランス(長崎市魚の町5-1=市民会館1F)会議室3
内容:町ねこ現地調査
第4回定例会:2012年6月23日(土) 18:00~20:00
会場:アマランス(長崎市魚の町5-1=市民会館1F)
内容:西坂公園町ねこ調査の報告
第5回定例会:2012年7月9日(月) 18:30~20:30
会場:アマランス(長崎市魚の町5-1=市民会館1F)会議室3
内容:未定
第6回定例会:2012年7月28日(土) 18:30~20:30
会場:アマランス(長崎市魚の町5-1=市民会館1F)
内容:未定
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町ねこ通信 20号

image002 町ねこクラブの小町です


ながさき町ねこハンドブック、好評です!

町ねこ調査が福岡でも始まっています。

ハンドブックもお役に立っているようで、ながさき町ねこカルテも大活躍。

くわしくは次のブログをご覧下さい。

地域ねこネットワークの活動ブログ(記事カテゴリ:ねこ調査)

地域ねこサポート会ちくしの「地域猫調査はじめました♪」

 

ハンドブックについてはくわしくはこちらの記事をご覧下さい

ハンドブック表紙

長崎市市民活動センター(ランタナ)(長崎市馬町21-1/TEL: 095-829-1125)

カフェ豆ちゃん(長崎市東古川町1-5/TEL: 095-825-4455)

にも置かせていただいています。


平成24年度の長崎の町ねこ調査隊塾がスタート

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5月9日(水)19:00~ メルカつきまちホールにて

平成24年度長崎伝習所「塾」開所式&第1回定例会が開催されました。

長崎の町ねこ調査隊塾は新しく10名の塾生が参加。

継続の塾生も合わせて31名になりました。

今年度も町ねこ調査を続けながら、

「子どものための町ねこ調査」や「ながさき町ねこ写真展」などを企画しています。

5月末まで塾生を募集しています。

詳しくは長崎伝習所のホームページをどうぞ。

 

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だれかを待っているの?

 

ねこ好きさんもそうでない方も歓迎します。

新しく参加された方には、先輩の塾生が親切ていねいに町ねこ調査を伝授します。

町ねこ調査って何だろう、と思っている人はぜひこのおもしろさを体験してください。

ふるって応募ください。お待ちしています。

定例会(町ねこ調査)は月に2回ほどやっています。

お問い合わせはこちらのご連絡フォームへどうぞ。

 

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5月の風は気持ちいいかい?


岩合光昭写真展「ねこ」が長崎で開催されます。

期間:2012年8月14日(火)~9月2日(日)
会場:長崎県美術館(長崎市出島町2-1/TEL: 095-833-2110) 県民ギャラリー全室
企画詳細はこちら

あの岩合光昭さん撮影のねこの写真が長崎県美術館にやってきます。

そしてな、な、なんと、長崎の町ねこ調査隊塾も岩合写真展の会場入口近くで

「ながさき町ねこ写真展」を開くことになりました。

プロの写真のお隣りに素人集団の写真なんて、ちょっと厚かましいお話ですが、

ご来場のみなさまに長崎の町ねこたちもぜひ見ていただきたいと思います。

詳しくはまたお知らせします。楽しみにお待ちください。

 

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もう日影の方が気持ちいい季節かな?

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長崎伝習所 塾開所式(2012年5月11日長崎新聞)

長崎新聞(2012年5月11日付け)より転載します。


町ねこ調査や物語づくり―長崎伝習所 5塾が活動スタート

人材育成などを通じて地域活性化に取り組む長崎市の「長崎伝習所」事業の一環で、歴史や観光など多様なテーマごとに研究を進める「塾」の開所式が9日、長崎市築町のメルカつきまちであった。

本年度活動するのは、昨年から継続する「長崎の町ねこ調査隊塾」「孫文・梅屋庄吉と明治大正長崎事情塾」に加え、長崎の歴史的事実などを題材にオリジナル物語を作る「ながさきで物語をつくろう塾」、東京で活躍する長崎人や長崎料理などを紹介する「東京出島塾」、東京目線で長崎の新しい観光ルートの提案などに取り組む「在京長崎・感・考・塾」の5塾。計113人が「塾生」に登録した。

開所式には、東京都内で活動する塾を除く三つの塾が参加。伝習所の総長を務める田上富久長崎市長は「まちづくりに自分たちで取り組む人たちの集まり。多くの人とつながり、いい成果を出してほしい」とあいさつ。各塾長が「ネコ調査のエリアを広げたい」「物語が子どもや未来に広がっていけばうれしい」などと活動内容と方向性を発表。式後は各塾に分かれ、参加者の自己紹介や今後のスケジュール確認をした。

「塾」は、市民から研究内容を公募し、審査を経て活動塾を決定。塾生を一般募集する。開所式では応募した塾生が初めて顔を合わせた。

(永野孝)

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ながさき町ねこハンドブック

ながさき町ねこハンドブック

2012年3月発行

A5サイズ・24ページ・カラー印刷

発行部数:2,000部

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 5月に旗揚げした町ねこ調査隊塾。11月には、早くも成果品の検討に入りました。情報がコンパクトに収納され、携帯が可能、場所を選ばす、片手でも見開きできるー―となれば〝ハンドブック〟――即、決定しました。

 その内容は大きく3つに分かれます。

1. 町ねこ調査の方法

 前半は、みなさんの疑問――〝調査って実際、どういうふうにやっているの?〟にお答えしています。

町ねこの見つけ方

 ごはんをキーワードにすれば、公園・寺社・飲食店街の周り等。お腹が満たされれば、冬は暖かく、夏は涼しく過ごせ、且つ、車・人通りの少ない、少し高い所を好むようです。

カルテの書き方

 毛柄だけでなく、目や鼻の色、しっぽの形もかなり個性的です。

写真の撮り方

 描き終えるまでに逃げられることはしばしば。撮影は、低い姿勢で静かに近寄ります。角度を変えて複数枚撮っておけば、自宅で描くことも可能です。

マッピング

 ねこが特定できたら、見かけた場所を地図におとします。エリア内の頭数、行動範囲がわかります。

2. 町ねこリスト・カルテ・マップ

 中盤には、ハンドブックを手にとられた方の最大の目的――〝どこにどのような町ねこが暮らしているの?〟にお答えして、写真リスト・カルテ・マップを掲載しています。さらに、会ってみたくなってもらえるよう、出会う確率を肉球の数で表しています。ところで、この4つのエリア(寺町・西坂町・長崎大学・住吉町)、特別にねこが多いわけではありません。塾生の自宅や職場の周辺といった、日常的に調査が容易なエリア、という理由からです。調査には、やはり時間が必要なのです。

3. 塾長、塾生の想い

 随所に、複数の塾生による〝ねこうんちく〟や〝想うところ〟を綴っています。

 毛柄と性格に相関はあるか?―「毛柄占い」。地方色豊かな―「猫民話」の紹介。浮世絵師のみならず殿様も商売にしていた?―「鼠よけの猫絵」。ねこトラブルの発端・原因の解説―「のらねこはじまり物語」。ペットフードの登場と繁殖の問題―「カリカリとねこ算」。想像よりも過酷な生活?―「長崎大学ねこ事情」。猫のぼやき―「ねこトーク」。なかでも「猫としっぽ」は、動物を飼ったことがある人なら誰しもが思う~偶然か? はたまた、実は言葉が分かっているのではないか?! 疑惑。そして、「長崎市の町ねこは幸せか?」では、町ねこを取り巻く複雑な人間模様が浮き彫りに…。ラストは塾長の想い―「町ねこ調査隊塾のめざすもの」で締めくくられています。

 歴史的、文化的、人とねこは密接な関係を保って暮らしてきました。これからもより良く共生していくためには何をすべきか?…是非、ご一読ください。

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北九州市ネコ実態調査隊の見学ツアー

北九州市ネコ実態調査隊見学ツアー

日程:2011年9月18日(日)

場所:意見交換会=北九州市立いのちのたび博物館内)
   ねこ調査=門司駅前・柳町周辺

参加者:塾生14名・北九州市調査委員6名

 

 6月の講演会と同じく、なぜかこの日も大雨。ねこ調査はできるかな、と心配しながら午前10時に長崎を出発。
 午後1時半に北九州八幡東区の「いのちのたび博物館」に到着。館内を見学した後、北九州市のネコ実態調査隊のみなさんと意見交換の場を持ちました。また6月に長崎にて講演していただきました山根明弘さんも、同席してくださいました。

 北九州市と長崎市、それぞれのねこ調査について報告の後、熱心な質問が飛び交いました。北九州市の調査は行政の依頼から始まり、長崎市は市民が自ら手を挙げての調査と、スタートは違います。しかし、ねこ調査のデータを蓄積し、ねこと人の平和な関係を求める気持ちは同じでした。データをどう活用していくのか、市民ボランティアと行政の関わり、など活発な議論が続き、予定していた1時間半をオーバーして、会は終わりました。

北九州市門司駅前柳町周辺のねこ調査

 雨はやっと小降りになり、柳町のねこさんに会うために、門司駅前に向かいました。

 ネコ実態調査隊の方々と山根さんに案内していただきながら、ねこ調査を見学。

 柳町は長崎市の浜口町の飲食店街と新大工町の商店街を足したような雰囲気でした。生憎の雨でしたが、車の下、小路の奥などに多<のねこを見ることができました。

 ねこ困りさんが作ったであろう『エサを与えないで』の張り紙の近くに、盛り塩のように地面に置かれたドライフードや、中華料理店の前には美味しそうなねこのエサが置いてあり、長崎と同じくねこ好き・ねこ困りの混在が見受けられました。
 環境から考える北九州市、観光から考える長崎市、立ち位置は違いますが、ねこを取り巻く環境は同じであり、お互いとても参考になる意見ばかりで、有意義な時間を過ごすことができました。今後とも交流を続けることを約束し、門司を後にしました。

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ながさき町ねこ写真展

ながさき町ねこ写真展

会期:2011年8月31日~10月2日

会場:カフエ豆ちゃん(長崎市東古川町)

テーマ:猫のいる風景、猫のいる長崎。

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 塾活動がはじまって間もなく、突如降ってわいたのが写真展の企画でした。
 定例会という形では、まだ数回しか調査に赴いておらず、カルテ用の観察写真を少数の塾生がチラホラ撮っているだけ。
 そもそも調査隊塾の活動目的から外れるのでは? などなどと協議した結果、「町ねこ調査隊塾を広く知ってもらう機会になれば」ということで走り出した写真展。

 塾長を筆頭に、何をどうしていいのやら右も左もわからない状況に筋道をつけてくださったのは、写真展の会場「カフエ豆ちゃん」のオーナー吉田隆さんでした。ちなみに吉田さんは塾生でもあります。
 調査と並行して写真展用の撮影を塾生にお願いし、迫る期日とにらめっこをしながらみんなで写真の選別を行いました。
 どれもこれも展示したい! 選別なんてできない! と叫びながらの、それはそれは楽しい選別作業でした。

 素人の写真展を見に来る人はいるのかしらと心配をしていましたが、フタを開けてみれば、来場者数延べ約800人を数える大盛況となりました。
 それもこれも、テレビ・新聞・ラジオなど各報道機関が写真展を取り上げてくださったお陰か知名度は抜群。長崎市外のみならず、県外から写真展のために来崎されたお客さまも。味を占めた塾生一同、写真展第2弾を計画中なのであります。

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公開講演会「町ねこ調査を始めよう!」

公開講演会「町ねこ調査を始めよう!」:身近にいる町ねこたちについてもっとよく知ってみませんか?

日程:2011年6月12日(日)

場所:メルカつきまち(長崎市築町)

講師:山根明弘氏(北九州市立いのちのたび博物館・学芸員)

参加者:38名

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「町ねこ調査を始めよう!」山根明弘

 私が塾長の中島由美子さんに初めてお会いしたのは、2010年(平成22年)9月にながさきペンギン水族館で行われた動物愛護フェスタの時でした。講演後の質疑応答時に「平和の町、ここ長崎で、不幸な猫をなくすにはどうしたらいいのでしょうか?」と熱心に質問をくださる方がおられました。その方が中島さんでした。

 後日、中島さんからご連絡をいただき、長崎伝習所に応募されるとの旨、おうかがいしました。そして見事、審査にパスし長崎の町ねこ調査隊塾が結成されたことをお知らせいただきました。

 2011年6月の「町ねこ調査を始めよう!」の公開講演会にご招待いただき、激しい雨のなか(長崎に来るといつも雨です)集まってくださった皆様を前にお話をさせていただきました。ちょうどこの頃、北九州でのねこ調
査は、いろいろな問題に直面していましたので、そのことについても包み隠さずお話いたしました。それがかえって、会場のみなさんの心をつかむことにつながったのでしょう、たくさんの励ましのお言葉をいただきました。

 この講演会そして、その後の北九州での塾生のみなさんとの交流会を通じて、私は地域間のネットワークがいかに重要で、そのつながりが各地域での活動の活性や、持続につながるかを知る事ができました。平和のまち長崎でのこの活動が、全国に広まってゆくことを期待しています。

 上記の文章は研究成果報告書掲載のため、山根さんから寄稿していただきました。感謝申し上げます。
 講演会当日の長崎はバケツの水をひっくり返したような大雨でした。山根さんを乗せた列車も大幅に遅れ、やや開始時刻を遅らせ、慌ただしく講演会は始まりました。
 1部「相島でのノラネコ調査」
 2部「北九州市のネコ実態調査隊」
 3部「これからの課題」
について、山根さんはとてもわかりやすくお話してくださいました。後半は質問タイム。休憩時間に会場から集めた質問を中村副塾長がまとめ、山根さんに答えていただきました。質問も多く、また回収しましたアンケート用紙にもたくさんのことが書かれていて、参加者の熱気を感じました。